Adobe Readerで注釈を入れられるようにするには? [アプリケーション]
以前、Adobe Edgeで、Fireworks CS4のPDFレビューについて寄稿させていただいたことがあったのですが、いろいろと補足というか、文句というか、報告というかそんな感じのエントリーです。
Fireworks CS4では、PDFの書き出しが可能となり、ワイヤーフレームやデザインカンプなどをFireworksのページ機能を活用して、ページ間リンクなどを設定したものをPDFへ書き出すことで、ページ遷移などのインタラクティブな動きも含めたカンプを共有することが出来るようになりました。
このPDFをクライアントなどへ送り、適宜「注釈(コメント)」を入れてもらったりすることで、ペーパーレスに近いデザイン確認作業ができると言ったことが、一つのウリ的だったりします。
もともと、PDF書類に「注釈」を入れることができるのは、Acrobatユーザーだけで、Adobe Reader(旧称:Acrobat Reader)は、少し前のバージョンまではできませんでしたが、Version 8や9では、「注釈」をいれることができるようになって、ReaderユーザーでもPDFに自由に修正指示などを書き加えられるようになりました。普段、出版社の編集担当さんと校正のやりとりをする際には、Acrobatで校正用のPDFにコメントや修正指示を入れて送り、再校の際に先方から注釈付きのPDFを送ってもらい、修正といったことを行っており、先方もAcrobatでやっていることもあって気がつかなかったのですが、Adobe Reader 8や9ユーザーでもPDFファイルは「標準では」注釈を入れることが出来ません。
PDFファイルへAdobe Readerユーザーが注釈を入れられるようにするには、Acrobatで該当PDFを開いて [注釈]-[Adobe Readerで注釈を有効にする...] を行う必要があります。これを行わずに、PDFファイルのプロパティのセキュリティ設定で「注釈」を可能にしても、Adobe Readerユーザーは注釈を入れることは出来ません。
さて、Fireworks CS4でのPDF書き出しですが、[ファイル]-[書き出し] でPDFを選択して書き出すことが出来ます。このとき、そのまま書き出すとセキュリティフリーなPDFに書き出されてしまいます。従って、Acrobatユーザーであれば、Acrobatで出来ることは全て許可されます。しかし、Adobe Readerでは、「文書アセンブリ」「注釈」「署名」「テンプレートページの作成」が標準で許可されません。
Fireworks CS4でPDFへ書き出す際に、ダイアログのオプションからは、セキュリティの設定が可能です。このとき、[タスクを制御するためのユーザパスワード] にチェックを入れて、許可する項目にチェックを入れることで、PDFへの変更度合いを調整することが出来ます。この中には、「注釈」を許可するかどうかの設定も可能で、ここでチェックを入れておくと、Acrobatユーザーは、他のことは不可でも「注釈」は入れることが出来るようになります。
しかしながら、Adobe Readerでは、この場合でも「注釈」を入れることは出来ません、残念ながら。
従って、Fireworks CS4で書き出したPDFへAdobe Readerユーザーが「注釈」を入れられるようにするには、書き出したPDFファイルをそのまま送る前に、Acrobatで開いてから、[注釈]-[Adobe Readerで注釈を有効にする...] を行う必要があります。
Fireworks CS4のPDF書き出しはとても便利な機能だと思いつつも、こうした罠が潜んでいたのは、自分も調査不足だったなぁと。そもそも、先述の通り編集担当さんとのやりとりでPDFを扱うこともあり、AcrobatだけはCSシリーズとは別に購入してバージョンアップしていたので、ここのところすっかりReaderを使うことはなかったのですけど、よくよく考えてみたら、クライアントが必ずしもAcrobatを持っているわけ無いよなぁと思ったら、Readerの注釈機能がどんなものなのか確かめたくてインストールしたところわかった事実。
Fireworksの次期バージョンでは、PDF書き出しの際にAdobe Readerユーザーが注釈を居られるようにするオプション設定を追加してもらうのを切に希望するしだいなわけで・・・。
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Posted
by TOM
at 2009年05月25日(月) 15時29分
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